リンパ浮腫

リンパ浮腫のセルフケア

リンパ浮腫は毎日のセルフケアが大事

リンパって何?

私たち女性の体の中の約70%が血液や組織内液・組織外液などの水分です。
その水分は、入れ替わりながら体の中の状態を保っています。
これらの水分はリンパ管と呼ばれる管の中を通り、リンパ節と言うフィルターで濾過されて、
また新 しい血液や組織液の一部になります。
リンパ説

リンパ浮腫って、どう言う状態?

ところが、大きなケガや手術などでリンパ節を切除(廓清)してしまうと、その部分のリンパ節と
それに付随するリンパ管が無くなります。
リンパ管は血管と同じように再生されますが、リンパ節は再生されません。
再生されたリンパ管も、細く機能的には以前より劣ってしまいます。
その為、リンパシステムの機能不全が発生し、身体の中は濁った「水」が滞留してしまいます。
これが、術後や大きなケガの後に発症する「リンパ浮腫」の状態です。
リンパドレナージュは、このリンパのシステムを正常に戻せる唯一の療法です。
ただし、毎日どこかに通うのは大変ですよね。
そこで、専門家や知識を持ったセラピストの施術を定期的に受けながら
毎日のちょっとした時間を使って、セルフケアをする事が、快適に過ごせるポイントですよ~

セルフケアをする時に気を付けなければいけない3つのポイント

私たちリンパドレナージュセラピストが、もっとも気を付けているのが、この3つ
「圧」と「リズム」と「方向」です。
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1.圧

「圧」は、1㎠あたり約20グラムと言われています。どれくらいの重さでしょう?
実は、タオルハンカチ1枚分の重さなんです。
浮腫の部分に、タオルハンカチを乗せてみてください。
その「圧」が、リンパ管に働きかける最適な「圧」です。

2.リズム

そして、「リズム」
リンパは血液と違い、ポンプを持たずに流れています。
その為、スピードは、ゆ~っくり、の~んびり流れています。
ですから、リンパを流す為には、ゆったりとしたリズムで流します。

3.方向

最後は、「方向」です。
流す方向ですね。
これは、状況が、一人一人違いますので、是非、施術を受けているセラピストさんに聞いてみてくださいね。

症例

例として、私のお客様のお話をしますね。

状態は、乳がんの為、腋窩リンパ廓清による左腕の浮腫
右側は、問題ないので、まず右側の腋窩への方向と、左の肩甲下リンパ節への方向
そして、左腸骨リンパ節への3方向で施術しています。

これは、自分だけだと、わかりにくいので、是非、リンパ浮腫に対応しているサロンや病院で聞いてみてくださいね。

セレッシャルへ、お問い合わせいただく場合は、メールでご連絡ください。
現在の写真や、廓清の状況なども、お知らせいただけると、お答えできる事があります。

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